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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻8号

1985年08月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

基礎代謝測定法の原理

著者: 中野昭一1

所属機関: 1東海大学生理学

ページ範囲:P.706 - P.710

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 私たちは,毎日摂取している食物中の栄養素を消化・吸収してからだの各部に蓄え,必要に応じ,呼吸によって肺から体内に取り込んでいる酸素(O2)によって,それらの栄養素を酸化し,その発生するエネルギーを生活に利用している.したがって肺から一定時間内に摂取されるO2と,そこに排出されるCO2などの量を測定すれば,体内で行われているであろうエネルギーの産生をうかがい知ることができるわけである.
 このように体内で栄養素が酸化されて生ずるエネルギーの出納からみた体内の代謝をエネルギー代謝といい,このエネルギー発生の過程で栄養素が同化あるいは異化されていく過程をその化学的変化としてとらえる場合,中間代謝といっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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