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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻8号

1985年08月発行

基礎実習講座

濾過滅菌法

著者: 大門良男1

所属機関: 1富山医科薬科大学病院検査部

ページ範囲:P.761 - P.764

文献概要

 濾過滅菌は,熱によって壊れたり変性したりしやすい物質,例えば尿素や糖の溶液,血清などを滅菌するとき1,2),およびウイルス乳剤や毒素液などから菌を除くときに使用され,細菌を通さない細かい孔の濾過器を通過させることにより細菌を除く方法である1).濾過滅菌は熱が加わらないという利点がある反面,使用される濾過器の種類によっては,液中の物質が吸着されるという欠点をもつことがある.濾過器の種類としては,シャンベラン型,ベルケフェルド型,ザイツ型,メンブランフィルター型があるが,現在用いられているのは,ほとんどがメンブランフィルター型である1,3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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