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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻1号

1986年01月発行

文献概要

検査ファイル 試薬

TTT

著者: 溝口香代子1

所属機関: 1慶応大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.64 - P.65

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1.使用目的:チモール混濁試験(血清膠質反応)
 血清膠質反応とは,血清に種々の蛋白変性試薬を加え,混濁や沈殿の生成状態を測定するもので,その反応機序は明らかでないが,血清アルブミンの減少,γ-グロブリンの増加,リポ蛋白の変化など,主に肝障害時の血漿蛋白成分の量的・質的異常をみる簡便な方法として臨床診断上広く用いられている.かつては十数種類もの血清膠質反応が行われていたが,現在では個々の病態をより特異的に反映する検査が一般的になったために,自動化の対象となりやすいチモール混濁試験(TTT)と硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)および多少時間はかかるが比色計などの装置を必要とせずにどこででも実施できるセファリン・コレステロール・レシチン紫状反応(CCLF)などが行われているようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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