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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻1号

1986年01月発行

文献概要

けんさアラカルト

保険点数改定の解釈

著者: 佐藤乙一1

所属機関: 1西武学園医学技術専門学校

ページ範囲:P.72 - P.72

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 1985年3月1日から実施された健康保険の点数改定の意義について私なりに解釈し,一言で申しあげますと「医療費抑制のため」ということができます.
 ご承知のごとく,1983年度の総医療費は約14兆4,800億円と想像もできない額となり,前年比7.8%の自然増がありました.しかもこのうち臨床検査費が12.5%を占め,検査費だけみますと前年から16.1%の伸びを示していたといっています.これを全日本国民1人当たりで計算しますと,老いも若きも,新生児までが息さえしていれば医療費を1年に約136,000円使用したことになり,健康であると否とを問いません.また,検査費はそのうち約17,000円を負担したことになります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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