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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻10号

1986年09月発行

文献概要

技術講座 生理

超音波検査法の手技と基本パターン1—心臓

著者: 吉川純一1 市川嘉男2

所属機関: 1神戸市立中央市民病院循環器 2神戸市立中央市民病院循環器内科

ページ範囲:P.1071 - P.1076

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 現在,臨床応用されている超音波診断法には次の五つがある.
 1)断層心エコー図
 2) Mモード心エコー図
 3)パルス・ドプラ法
 4)カラー・ドプラ法
 5)連続波ドプラ法
 この五つの検査法で得た結果と,その前に行われている聴診を含めた理学的所見や心音図所見の結果とを総合的に判断し,臨床診断がなされている.おのおのの方法にはそれぞれ特徴があり,形態的異常の評価には断層心エコー図,動きの異常やポンプ機能の評価には断層心エコー図とMモード心エコー図,逆流や短絡の評価にはパルス・ドプラ法とカラー・ドプラ法,圧の評価には連続波ドプラ法が適している.それぞれの特徴をよくつかんで,どの方法で何をねらって検査をするのか,しっかりとした目的を持って検査がなされなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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