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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻10号

1986年09月発行

文献概要

技術講座 細菌

Legionellaの分離と同定

著者: 猿渡克比孔1

所属機関: 1佐世保市立総合病院検査科

ページ範囲:P.1077 - P.1082

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 レジオネラ症(Legionellosis)は細菌性肺炎を主徴とする呼吸器感染症4),肺炎の型をとらないで発熱,頭痛,筋肉痛などを主徴とする熱性疾患(Potiac fever)5)や化膿性疾患6)も報告されているが,肺炎型をとる呼吸器感染症が頻度的に多く,我が国で報告されているほとんどの症例も肺炎型であり,死亡率は高い.最近では,感染防御能の低下したいわゆる免疫不全状態の患者に併発する日和見感染症としてみられる頻度が高く,臨床上重要な感染症の一つとされている7)
 Legionellaは従来の培地に発育しないのでルチン検査で敬遠されがちなのか,我が国においてLegionellaが検出された症例は予想外に少なく,現在までに9例が報告されているにすぎない7,8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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