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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻11号

1986年10月発行

文献概要

技術講座 生化学

グリコヘモグロビンの測定法

著者: 松宮和人1

所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科

ページ範囲:P.1155 - P.1159

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グリコヘモグロビンとは
 グリコヘモグロビン(glycosylated hemoglobin;以下GHbと略す)はヘモグロビン(以下Hbと略す)と糖が非酵素的に結合したものの総称である.GHbは成人Hbの主成分(HbAⅡあるいはHbA0)より陰性荷電をもつ,電気泳動上HbA0より移動速度の速い小分画に分離することからfast HbまたはHbA1,と呼ばれる.カラムクロマトグラフィーで分画すると,HbA1,はさらにカラムから溶出する順にHbA1a,HbA1b,HbA1cの亜分画から成る.中でもHbA1cは糖尿病患者で特異的に高値を示し,1),比較的長期間の血糖コントロール指標として臨床上,有用視されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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