icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻11号

1986年10月発行

文献概要

技術講座 生理

超音波検査法の手技と基本パターン2—腹部(肝,胆,膵)

著者: 渡辺五朗1

所属機関: 1虎の門病院消化器外科

ページ範囲:P.1171 - P.1176

文献購入ページに移動
 最近の高解像度の超音波機器では,細かな実質内部エコーの解析,細い脈管の判別・同定が行えるようになり,超音波検査は疾患のスクリーニングの意義のみでなく精密検査としても高い評価が与えられ,腹部領域では欠かせない検査技術へと成長した.しかし,この高度な技術も,超音波の原則的な知識と基本走査を身につけること,さらに腹部の立体的な解剖をイメージとしてとらえることなくしては,ただ危険のない検査としての地位にとどまらざるをえない.
 本稿では,腹部各領域における走査の要領と基本的な超音波解剖像について述べ,高度な診断への基礎となるべき事項を挙げた.また超音波検査は被検者の状況(肥満,腹部手術後など)により検査条件の良否がかなり異なる点が初学者を大いに悩ませることになるが,この際の現実的な対応についてもつけ加えることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら