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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻11号

1986年10月発行

文献概要

検査ファイル 用語

MPV, PDW

著者: 前田宏明1

所属機関: 1大阪市立大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1198 - P.1199

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 自動血球計数器の多能化が進み,血球の計数と同時に粒度分布曲線をも自動的に得られるようになった.その結果,赤血球の粒度分布からはRDW(red cell distribution width:赤血球粒度分布幅),白血球の粒度分布からはサブ・ポピュレーションの分布比率,血小板の粒度分布からはMPV(mean platelet volume;平均血小板容積)やPDW(platelet distribution width;血小板粒度分布幅)など,血球形態にかかわる新しい情報が導き出されるようになり,パラメーターとしての有用性が注目されている.特に,MPVとPDWの2項目の値はいずれも同じデータから導かれるので,それぞれの計測意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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