文献詳細
文献概要
技術講座 血清
Lewis式血液型検査
著者: 加藤俊明1 深井寛治1
所属機関: 1北海道赤十字血液センター
ページ範囲:P.1261 - P.1265
文献購入ページに移動Lewis式血液型の歴史
Lewis式血液型の発見は1946年,Mourantが2人の妊産婦からヨーロッパ人の約22%の赤血液を凝集する抗体を検出したことに始まった.この抗体を妊産婦の名をつけて抗Lewis抗体とした.1948年にAndersenは,この抗Lewis抗体に対立する抗体を検出した,1949年,Mourant,Andersen,Fisher,Rase1)らの合議によって,前者の抗体を抗Lea抗体,後者を抗Leb抗体とし,この抗体による血液型をLewis式血液型として統一した.
一方1948年,GrubbによってLe(a+)抗原をもつ人の唾液にはABH抗原は含まれないということが観察され,またBrendemonはLe(a+)型の非分泌者の血清中にLea型物質を発見し,ABO式血液型の分泌,非分泌とLewis式血液型には密接な関連性があるという多くの研究の糸口となった.
Lewis式血液型の発見は1946年,Mourantが2人の妊産婦からヨーロッパ人の約22%の赤血液を凝集する抗体を検出したことに始まった.この抗体を妊産婦の名をつけて抗Lewis抗体とした.1948年にAndersenは,この抗Lewis抗体に対立する抗体を検出した,1949年,Mourant,Andersen,Fisher,Rase1)らの合議によって,前者の抗体を抗Lea抗体,後者を抗Leb抗体とし,この抗体による血液型をLewis式血液型として統一した.
一方1948年,GrubbによってLe(a+)抗原をもつ人の唾液にはABH抗原は含まれないということが観察され,またBrendemonはLe(a+)型の非分泌者の血清中にLea型物質を発見し,ABO式血液型の分泌,非分泌とLewis式血液型には密接な関連性があるという多くの研究の糸口となった.
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