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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻13号

1986年12月発行

文献概要

検査ファイル 用語

超音波映像下穿刺

著者: 関根智紀1

所属機関: 1国保旭中央病院中央検査科

ページ範囲:P.1390 - P.1391

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1.概念
 超音波映像下穿刺術とは,超音波診断装置を用いて生体内の構造を体表から深部まで断層像としてとらえながら,穿刺針を目標物に誘導し生検,X線造影,経皮的ドレナージなどを行うことをいう.
 古くは1961年にBerlyne1)によりAモード超音波ガイドの腎生検が施行されている.1972年にはHolm2),Goldberg3)の作製による手動接触走査型探触子が転移性肝癌,腎嚢胞,体腔内貯留液の穿刺に応用され,Rasmussenら4)は,この探触子を用いて肝生検におけるblind biopsyとの比較検討を行い,本法の有用性について報告した.1978年に入ると大藤ら5)によりリニア電子スキャンの探触子の中央部に穿刺溝を設けた穿刺用探触子が考案され,目標物への穿刺針の進行がリアルタイムに観察可能となり,肝・胆道・膵疾患における幅広い臨床応用が可能となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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