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赤血球恒数
著者: 中竹俊彦1
所属機関: 1杏林大学保健学部
ページ範囲:P.176 - P.177
文献購入ページに移動自動血球計数装置の進歩と普及により,恒数の自動表示とその利用価値もまた血液検査の中で確実な評価を得てきた.恒数を用いると貧血は形態学的に三つのタイプ,すなわち,大球性正色素性,正球性正色素性,小球性低色素性に分けられる1,2).また,血液疾患ではないが,続発性(二次性)貧血では小球性正色素性を示すことがあるので,これを含めて実用的に四つのタイプに分けることもできる3).これらの分類は,貧血のスクリーニング段階では重要かつ便利な手段であり,次に行うべき検査の方向が決まってくることが多い.
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