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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻2号

1986年02月発行

文献概要

けんさアラカルト

困難さを増す老人の検査

著者: 江戸一1

所属機関: 1三村病院検査室

ページ範囲:P.191 - P.191

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問題化する老人の検査
 老人問題,ことに寝たきり老人の問題は,国家的,家庭的,社会的にも重要かつ困難な課題となってきている今日この頃である.医師,看護婦,保健婦,そして我々検査技師などの医療関係者,さらに家族,その他の専門的知識こそ乏しいが介助をする者の協力が必要不可欠である.そこで,我々,検査する者の立場から,いろいろなことについて述べてみたいと思う.
 ご存じのとおり,寝たきりになる原因としては,脳卒中による半身不随,痴呆によるもの,また二次的に起こる筋の萎縮,関節の拘縮,骨多孔症,種々の疼痛,起立性低血圧などの廃用性症候群によるところが多いとされているが,さらに老人の場合には,全身的な総合体力が低下することも大きな原因とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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