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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻3号

1986年03月発行

文献概要

検査技師のためのME講座 エレクトロニクス入門12

直流増幅器

著者: 田頭功1

所属機関: 1東北工業大学電子工学科

ページ範囲:P.247 - P.250

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 私たちが取り扱う信号の中には,交流信号ばかりではなく直流を含んだ信号もたくさんあります.例えば,体温の様子を電気的に測定し,ペンレコーダに記録させる場合について考えてみましょう.
 熱電対かサーミスタ温度計を用いて温度を電気信号に変換するとき,この信号は十分大きくないので増幅する必要があります.体温は37℃くらいで,変化する値はたかだか2〜4℃です.温度信号が周期的に変化する交流信号でないことは一目瞭然です.体温のように,一定な値の一部分だけが変化するような信号を直流信号,または直流成分を含む信号といいます.血圧信号,pH信号などのように,生体信号には直流信号がたくさんあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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