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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻3号

1986年03月発行

文献概要

検査ファイル 試薬

シッフの試薬

著者: 河又國士1

所属機関: 1中央鉄道病院中央検査部

ページ範囲:P.258 - P.259

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 シッフの試薬(Schiff's Reagent)はフォイルゲンの試薬(Feulgen's Reagent)とも呼ばれる.それはこの試薬がアルデヒド基(-COH)と作用し,赤紫色の呈色反応を示し,このことをFeulgenが組織化学のテクニックとして導入したことによる.Feulgent et Voitはプラズマール反応として脂肪体の研究にも用いた.しかし現在の日常検査ではシッフの試薬をPAS(periodicacid Schiff)反応やフォイルゲン反応に用いている.他のほとんどの染色の染色原理があまりよくわかっていないのに対し,このPAS反応やフォイルゲン反応は理論的であることが知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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