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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻4号

1986年04月発行

マスターしよう基本操作

脳波検査法1

著者: 厨川和哉1

所属機関: 1仙台市立病院中央臨床検査室

ページ範囲:P.343 - P.349

文献概要

 脳波検査は臨床検査の一つとして神経科,内科,小児科,脳外科などの症例の診断や治療評価に利用されている.脳波検査の流れ(図1)は主治医からの検査依頼で始まる.検査に際し依頼書から検査目的,臨床症状など必要な情報を正確に把握し,技師と判読医のチームワークによって,個々の症例に合った記録方法や賦活内容の選択が行われる.特に記録中に検査に携わっている技師の判断と対応が重要である.脳波は被検者の年齢差,個人差,生理的要因や脳活動水準の日内変動,さらには疾病の状態像によってさまざまな異常脳波を呈しうる.ここでは脳波検査のすべてを表現することは不可能であり,詳細は成書を参照してほしいが,脳波検査の基本操作としては脳波計の調整・操作,電極装着,記録,雑音の鑑別と除去対策などが取り上げられる.本稿では脳波検査法の中でも特にマスターしてほしいポイントのうち,初心者が直面する技術的問題点について解説を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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