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赤血球の凝集反応を増強させるためには,アルブミン法,蛋白分解酵素法,LISS法,間接クームス法などがあり,そのうち蛋白分解酵素法は1947年に報告された1).酵素法は,多数の抗体による赤血球凝集反応を増強することから,輸血検査においては不規則抗体検査や交差適合試験に応用されている.蛋白分解酵素には,パパイン,ブロメリン,トリプシン,フィシンなどがあり,我が国では操作法が容易で短時間で行うことができるブロメリン法が広く用いられている.そこで,ブロメリン法における,試薬の調整法,検査法,非特異的反応について述べる.
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