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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻4号

1986年04月発行

文献概要

けんさアラカルト

臨床検査技師として思うこと

著者: 刈間悌治1

所属機関: 1健和会緑町診療所

ページ範囲:P.376 - P.376

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 我が国の医療保険制度は,昭和初期に一部の被用者を対象に発足,戦後国民的要求および高度成長を背景に1961年国民皆保険制の実施,その後老人医療費無料化,高額医療費,難病医療費の公費負担で医療費の社会化が進んできたが,この制度も現在では,変化の一途をたどっています.
 このラジカルな原因は,国民医療費が増大している点です.増大の要因は第一に,人口の高齢化が進行している点(高齢になるほど病院にかかる率が高い),第二は,疾病構造の変化(我が国において結核をはじめとする感染症の克服される一方,高血圧,脳血管の疾患を中心とする成人病のウエイトが増大している点),第三として医療技術による診療行為の高度化,などです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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