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形態学的検査と技術 血液と病理 血液
[1]血液形態学的検査の動向
著者: 三輪史朗1
所属機関: 1東京大学医科学研究所病態薬理学研究部(内科)
ページ範囲:P.388 - P.389
文献購入ページに移動はじめに
血液形態学的検査は,古くから患者の診療上,諸臨床検査の中で医師からの要請の大きな検査であった.諸種の貧血,赤血球増加症,白血病,無顆粒球症,伝染性単核細胞症などの診断に不可欠であり,また細菌感染での白血球増加(好中球増加,核左方移動)は診断の手助けとして大いに役だつことに,今も変わりはない.しかし,検査法は日進月歩であり,古い検査法で残されているものもある反面,種々の新しい検査法が開発利用されている昨今である.その詳細は本特集号のそれぞれの執筆者によって述べられるので,ここでは大づかみに血液形態学的検査の動向について述べよう.
血液形態学的検査は,古くから患者の診療上,諸臨床検査の中で医師からの要請の大きな検査であった.諸種の貧血,赤血球増加症,白血病,無顆粒球症,伝染性単核細胞症などの診断に不可欠であり,また細菌感染での白血球増加(好中球増加,核左方移動)は診断の手助けとして大いに役だつことに,今も変わりはない.しかし,検査法は日進月歩であり,古い検査法で残されているものもある反面,種々の新しい検査法が開発利用されている昨今である.その詳細は本特集号のそれぞれの執筆者によって述べられるので,ここでは大づかみに血液形態学的検査の動向について述べよう.
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