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形態学的検査と技術 血液と病理 わだい
エリスロポエチン—その歴史的背景と展望
著者: 千葉省三1
所属機関: 1産業医大医療技術短大部
ページ範囲:P.393 - P.393
文献購入ページに移動このEpoを中心とした赤血球生成に関する研究は,1906年フランスのCarnotとDefrandreの実験に始まる.すなわち,彼らは瀉血貧血したウサギの血漿を他の正常なウサギに注射したところ,被注射ウサギの赤血球数が有意に増加することを認め,貧血動物の血中には赤血球を増加させる物質が含まれると考えて,これに"hemopoietine"の名を与えた.
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