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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻5号

1986年04月発行

文献概要

形態学的検査と技術 血液と病理 わだい

エリスロポエチン—その歴史的背景と展望

著者: 千葉省三1

所属機関: 1産業医大医療技術短大部

ページ範囲:P.393 - P.393

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 エリスロポエチン(erythropoietin;Epo)は,生体における赤血球の生成を調節するホルモン性物質として,近年,その作用の特異性が確立された物質である.
 このEpoを中心とした赤血球生成に関する研究は,1906年フランスのCarnotとDefrandreの実験に始まる.すなわち,彼らは瀉血貧血したウサギの血漿を他の正常なウサギに注射したところ,被注射ウサギの赤血球数が有意に増加することを認め,貧血動物の血中には赤血球を増加させる物質が含まれると考えて,これに"hemopoietine"の名を与えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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