文献詳細
形態学的検査と技術 血液と病理
血液 [2]一般血液形態学的検査 [D]自動白血球分類装置による方法
文献概要
はじめに
パターン認識法による血球分類装置は,細胞診標本の自動スクリーニング装置の研究応用からPrewittとMendelsohn(1966年),Ingram(1970年),Yang(1972年)らにより開発されたが,いずれも実用化までには至らなかった.
1970年代以降,それまで進歩開発を遂げてきたIC技術,光電変換技術,高速コンピューターなどの周辺技術の発達と相まって実用化が可能となり,1974年頃からヘマトラック(Geometric Data社),ラーク(Corning社)が発売され,その後,Diff 3(Parkin Elmer社),ADC-500(Abbott社)が相次いで発売された.さらに,わが国でも1977年Microx(立石ライフサイエンス研究所),日立806(日立製作所)が市販されるに至った.表1に各社の血球分類装置の比較表を示す.その後,ラーク,ADC-500,Diff3は発売中止となったが,ヘマトラック,Microx,日立806は処理能力のスピードアップ,データ記憶容量の増大などの改良が加えられ,グレードアップした機種が発売されている.
パターン認識法による血球分類装置は,細胞診標本の自動スクリーニング装置の研究応用からPrewittとMendelsohn(1966年),Ingram(1970年),Yang(1972年)らにより開発されたが,いずれも実用化までには至らなかった.
1970年代以降,それまで進歩開発を遂げてきたIC技術,光電変換技術,高速コンピューターなどの周辺技術の発達と相まって実用化が可能となり,1974年頃からヘマトラック(Geometric Data社),ラーク(Corning社)が発売され,その後,Diff 3(Parkin Elmer社),ADC-500(Abbott社)が相次いで発売された.さらに,わが国でも1977年Microx(立石ライフサイエンス研究所),日立806(日立製作所)が市販されるに至った.表1に各社の血球分類装置の比較表を示す.その後,ラーク,ADC-500,Diff3は発売中止となったが,ヘマトラック,Microx,日立806は処理能力のスピードアップ,データ記憶容量の増大などの改良が加えられ,グレードアップした機種が発売されている.
掲載誌情報