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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻5号

1986年04月発行

文献概要

形態学的検査と技術 血液と病理 血液 [3]特殊血液形態学的検査 [A]特殊染色法

2)脂肪染色

著者: 佐藤忠良1 細野せい子1 佐々木さき子1 鈴木是光2

所属機関: 1岩手医科大学附属病院中央臨床検査部 2岩手医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.421 - P.424

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はじめに
 一般脂質染色を目的とした脂質色素には,ズダンⅢ,ズダンⅣ,ズダンブラックB(SBB)などがある.SBBは1934年Lisonによって優れた脂質色素として導入され,1939年にSheehanが初めて血球に応用した1).その後SheehanとStorayら2)によって固定および染色法が改良され,最も安定した脂質染色として現在広く利用されるに至っている.
 特に白血病細胞などの同定に際しては,血球細胞内脂質に鋭敏に反応し明瞭な黒褐色の陽性顆粒として検出されることから,ペルオキシダーゼ反応と同様に診断価値の高い染色法とされている.また両者の染色所見には相関が認められている3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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