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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻5号

1986年04月発行

形態学的検査と技術 血液と病理

血液 [3]特殊血液形態学的検査 [A]特殊染色法

4)エステラーゼ染色

著者: 丹羽欣正1

所属機関: 1奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.427 - P.431

文献概要

 エステラーゼは脂肪族エステルや芳香族エステルなどを加水分解する酵素で,非特異性エステラーゼと特異性エステラーゼ(リパーゼ,アセチルコリンエステラーゼなど)に大別され,その組織化学的証明法として金属塩法,インドキシル法,アゾ色素法が開発されてきた.このうち,血液学的に応用しうるのはアゾ色素法のみで,α-ナフトール系エステルにより証明される非特異性エステラーゼ(単球中に多く存在する)と,ナフトールAS-Dクロロアセテート(酢酸)により証明される特異性エステラーゼ(好中球中に多く存在する)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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