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文献概要
形態学的検査と技術 血液と病理 血液 [4]造血能と免疫学的検査 [C]細胞性免疫に関する検査
1)リンパ球のロゼット形成試験
著者: 野本幸雄1
所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床検査部
ページ範囲:P.487 - P.490
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リンパ球は機能の面から細胞性免疫に関与するT細胞と,液性免疫に関与するB細胞に大別され,さらにT細胞は主としてヘルパーとサプレッサーのサブセットに分類される.これらのリンパ球は,マーカーとなる各種レセプター,膜抗原,免疫グロブリンなどを膜表面に発現させている(表).
T細胞とB細胞を測定するマーカーとして,胸腺細胞以後に分化したヒトT細胞がもつヒツジ赤血球に対するレセプターや,末梢B細胞がもつ細胞表面免疫グロブリンや補体に対するレセプターなどが挙げられる.これらのマーカーを利用した方法の中で,赤血球とのロゼット形成による方法は操作が簡単であり,信頼性も高いため広く利用されている.
リンパ球は機能の面から細胞性免疫に関与するT細胞と,液性免疫に関与するB細胞に大別され,さらにT細胞は主としてヘルパーとサプレッサーのサブセットに分類される.これらのリンパ球は,マーカーとなる各種レセプター,膜抗原,免疫グロブリンなどを膜表面に発現させている(表).
T細胞とB細胞を測定するマーカーとして,胸腺細胞以後に分化したヒトT細胞がもつヒツジ赤血球に対するレセプターや,末梢B細胞がもつ細胞表面免疫グロブリンや補体に対するレセプターなどが挙げられる.これらのマーカーを利用した方法の中で,赤血球とのロゼット形成による方法は操作が簡単であり,信頼性も高いため広く利用されている.
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