文献詳細
文献概要
形態学的検査と技術 血液と病理 わだい
骨髄巨核球のはなし
著者: 若林芳久1
所属機関: 1順天堂大内科
ページ範囲:P.507 - P.507
文献購入ページに移動このようにendomitosisを起こしつつ成熟する.そして前巨核球にまで成熟すると,その大部分は32Nの細胞となる,このような特殊な成熟様式を示す巨核球も当然,その産生は骨髄の多能性造血幹細胞に由来するが,巨核球系前駆細胞として同定可能なものは巨核球コロニー形成細胞(megakaryocyte colony-forming units:Meg-CFU)と呼ばれる2Nの染色体を有する細胞である.Meg-CFUに巨核球コロニー刺激因子(Meg-CSF)が作用すると,巨核球系細胞への分化が起きる.
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