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文献概要
形態学的検査と技術 血液と病理 病理 [1]免疫染色法
[B]蛍光抗体法
著者: 吉田治義1
所属機関: 1京都大学医学部第二病理学教室
ページ範囲:P.524 - P.527
文献購入ページに移動はじめに
標識抗体を用いて組織,細胞あるいは微生物内に分布する特定の構成成分ないしは病原性物質を抗原として検出することは,抗原抗体反応の特異性ゆえに,免疫学,病理学,内分泌学,細菌学などの広い分野で行われている重要な解析手段の一つである.抗体の標識法としては,蛍光抗体法,酵素抗体法,アイソトープ標識抗体法などがあり,また電顕的観察のためにフェリチン抗体法,プロテインAゴールド法などが開発されている.ここでは免疫組織学の発展の端緒を開き,現在なおその再現性および分析能のために日常広く行われている蛍光抗体法1)について述べたい.
標識抗体を用いて組織,細胞あるいは微生物内に分布する特定の構成成分ないしは病原性物質を抗原として検出することは,抗原抗体反応の特異性ゆえに,免疫学,病理学,内分泌学,細菌学などの広い分野で行われている重要な解析手段の一つである.抗体の標識法としては,蛍光抗体法,酵素抗体法,アイソトープ標識抗体法などがあり,また電顕的観察のためにフェリチン抗体法,プロテインAゴールド法などが開発されている.ここでは免疫組織学の発展の端緒を開き,現在なおその再現性および分析能のために日常広く行われている蛍光抗体法1)について述べたい.
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