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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻5号

1986年04月発行

文献概要

形態学的検査と技術 血液と病理 病理 【12】胎盤・生殖器系の検査法

[C]癌胎児蛋白(AFP,CEA,BFP)

著者: 秦順一1

所属機関: 1国立小児病院小児医療研究センター病理病態研究部

ページ範囲:P.626 - P.630

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 ここに挙げるα-フェトロプロテイン(α-fetoprotein;AFP)癌胎児抗原(carcinoembryonic antigens:CEA),塩基性胎児蛋白(basic fetoprotein:BFP)は一括して癌胎児蛋白と総称されているもので,腫瘍マーカーとして最も代表的なものである.また臓器に特異的なものもあるので,免疫染色による悪性腫瘍の原発部位の診断に特に有用である.したがって,これらに対する免疫組織化学的所見を評価する場合には,抗原ならびに抗体の性格をよく理解して行うことが極めて重要である.
 このような点にかんがみ,本項では抗原の性格などを含めて概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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