文献詳細
形態学的検査と技術 血液と病理
わだい
文献概要
婦人科の悪性腫瘍のうちで,卵巣癌はよい腫瘍マーカーがないため進行度や症状経過を判定するのが難しかった.そのため卵巣癌細胞によって表現される循環血中の有力な抗原が見いだされ,それが卵巣癌患者血中に増量してみられれば,診断上の手がかりとなる.
Bastら(1981,1983)は,上皮性卵巣癌患者血清中に,CA125という癌抗原が82%にも増量することを見いだした.ネズミのモノクローナル抗体OC125が,非粘液性上皮性卵巣癌に存在する抗原(CA125)と反応することから,ラジオイムノアッセイ(RIA)法を用いて,血清中CA125を検出することに成功した,測定方法はCA125RIA kit(Entocor Inc., Malvern, PA,米国)により被検血清を定量する.
Bastら(1981,1983)は,上皮性卵巣癌患者血清中に,CA125という癌抗原が82%にも増量することを見いだした.ネズミのモノクローナル抗体OC125が,非粘液性上皮性卵巣癌に存在する抗原(CA125)と反応することから,ラジオイムノアッセイ(RIA)法を用いて,血清中CA125を検出することに成功した,測定方法はCA125RIA kit(Entocor Inc., Malvern, PA,米国)により被検血清を定量する.
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