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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻6号

1986年05月発行

文献概要

病気のはなし

流行性髄膜炎

著者: 渡辺一功1 泉昭2

所属機関: 1順天堂大学内科(感染症) 2順天堂大学内科

ページ範囲:P.658 - P.661

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 流行性髄膜炎(epidemic cerebrospinal meningitis,meningococcal meningitis;髄膜炎菌髄膜炎)は髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)による流行性または散発性に発生する急性化膿性髄膜炎で,時に激烈重篤な敗血症を起こすことがある.髄膜炎菌は髄膜炎,敗血症以外にも,気道,関節,心臓,心膜,眼,皮膚,尿道,子宮頸部,直腸に単独あるいは複数の病変を起こすことが知られている1)
 流行性髄膜炎は我が国では1818(大正7)年以来,法定伝染病に指定されており,図に示すごとく以前は年間1,000人以上の届出があったが,現在では年間15〜16人の届出があるのみで,まれな疾患となってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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