icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻6号

1986年05月発行

文献概要

技術講座 血清

ASPの測定法

著者: 松井正1

所属機関: 1大阪市立大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.683 - P.686

文献購入ページに移動
ASP価測定
 ASP(anti-streptococcal polysaccharide)は,β溶血を示すA群溶血性レンサ球菌(溶レン菌)の菌体成分C多糖体に対して産生される抗体であり,その抗体価を測定することによって,溶レン菌感染の有無を知ることができる.
 溶レン菌感染症には,化膿性炎症性疾患としての扁桃炎・咽頭炎・肺炎・敗血症・腹膜炎・心内膜炎や猩紅熱・丹毒といった菌体外毒素によるもの,これら一次症から1〜4週後に続発的に発症してくるリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの二次症が知られている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?