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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻6号

1986年05月発行

検査ファイル 項目

脱パラフィン

著者: 河又國士1

所属機関: 1中央鉄道病院中央検査部

ページ範囲:P.716 - P.717

文献概要

 脱パラフィン(deparaffinization)とは,包埋に用いたパラフィンを,有機溶媒(剤)であるキシレンやベンゾールで除去することである.この用語は短略して"脱パラ"ということもある.
 これは日常検査にパラフィンを用いたために起こる付帯的操作のことで,一般に染色前に行う.具体的にはパラフィン切片を作り,スライドグラスに貼付乾燥した後,上記の有機溶媒を用いてパラフィンを溶解除去し,さらにアルコールから水に切片を移す過程のうちの有機溶媒以後(包埋と逆)の操作をさす(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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