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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻6号

1986年05月発行

文献概要

りんりんダイヤル

APLに併発するDICについて

著者: 山田輝雄1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.737 - P.737

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問 急性前骨髄性白血病(AP-L)の際にDICの併発が起こりやすいのはなぜでしょうか.(東京 Y生)
答 APLは,胞体に独特の顆粒をもつ異型性の強い前骨髄球様細胞の増殖,それに伴う骨髄浸潤と著明な血小板の減少および激しい出血傾向を特徴としており,この出血傾向の主因が汎発性血管内凝固(DIC)によることは,すでに明らかにされている1).DICは種々の基礎疾患の上に発現する病態であるが,特にAPLの場合に併発しやすく,その発生頻度はほぼ100%と考えられる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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