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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻7号

1986年06月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

細菌の新しい分類体系とその周辺1—グラム陽性球菌

著者: 江崎孝行1 藪内英子2

所属機関: 1岐阜大学微生物学教室 2岐阜大学微生物学

ページ範囲:P.755 - P.759

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 細菌検査の担当者は,ここ数年間の細菌の分類の変化にとまどっていると思う.臨床細菌に関係の深いところでは,腸内細菌科の属および菌種の急激な増加,あるいはStaphylococcus属の構成菌種の増加が際立っている.
 では,どうしてこのような菌種の増加が起きてきたのだろうか.菌種が増加した,といったことだけでなく,ある属に分類されていた菌種がどうして他の属へ転属させられたのであろうか.このような疑問に答えるためには,まず細菌の分類がどのような考え方で決められているのか,その基本的な考え方を説明する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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