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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻7号

1986年06月発行

文献概要

コーヒーブレイク

居眠り

著者: K.M.

所属機関:

ページ範囲:P.759 - P.759

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 四季の移ろいを感じるのは何といっても味覚だと思うが,最近はハウス栽培の規模がどんどん大きくなって,野菜だけでなく,果樹をまるごとビニールハウスで囲って促成栽培をし,季節はずれに珍しい果物が供給されるようになった.そのため自然の四季の感覚が狂ってしまう.ただ,これらのハウス物は見た目は大きく立派でも,味や特に香りが薄いようだ.
 食べ物と共に季節感を演出するのが衣(服装—ファッション)であるが,これも往時のような"衣替え"がはっきりしなくなり,ひとより先に季節を先取りするつもりか,肌寒さを我慢して冬物を脱ぎすてたり,秋口に満員の電車の中で暑さをこらえながら厚い上着を着込んだりしている人を見かける.今年の冬は東京でも記録的な大雪に見舞われたが,その雪の日に麻のヒラヒラのスカートにパンプスで歩いている女性を何人も(!)見かけた.こうなると粋なおしゃれどころか滑稽で常識を疑いたくなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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