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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻7号

1986年06月発行

文献概要

技術講座 生化学

アポ蛋白の定量法

著者: 谷口孝治1 副島尚子1

所属機関: 1久留米大学医学部内分泌代謝内科学講座

ページ範囲:P.774 - P.778

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 血清脂質は水に不溶性であるため,蛋白質と複合体を形成し,いわゆるリポ蛋白として血中に存在している.この蛋白質部分を特にアポ蛋白と呼び,現在までに十数種類のアポ蛋白が分析されている.アポ蛋白の機能に関しては,その分析法の著しい進歩に伴い,かなり明確になってきており,アポ蛋白異常が原因となる高脂血症も数多く報告されている.
 アポ蛋白測定の臨床的意義については議論の多いところであるが,脂質代謝をアポ蛋白の面から検討することで潜在的な高脂血症や非典型的な高リポ蛋白血症をとらえることができ,アポ蛋白の分析は動脈硬化を研究するうえで不可欠のものとなってきている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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