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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻7号

1986年06月発行

文献概要

技術講座 生理

誘発電位3—体性感覚誘発電位

著者: 辻貞俊1

所属機関: 1産業医科大神経内科

ページ範囲:P.785 - P.790

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 体性感覚誘発電位はsomatosensory evoked potentialsの頭文字からSEPと呼ばれ,広く一般に通用している.この検査方法は非侵襲的に体性感覚路の機能を客観的に評価できるため,感覚障害の有無を患者の訴えに頼っているのが現状である臨床面での重要な検査法の一つとなっている.さらには臨床症状が明らかでない程度の軽い体性感覚路機能低下,すなわち潜在性病変をも検出可能である.
 医用コンピューターの進歩により,最近はSEP検査が簡単に行えるようになり,臨床応用の面では体性感覚路の病変の有無の検討ばかりでなく,脳外科や整形外科での脳幹部から脊髄手術時のモニターとしても応用されるようになっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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