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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻8号

1986年07月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

尿潜血反応と尿沈渣赤血球との不一致の場合とは

著者: 伊藤機一1 木庭敏和2 池田とみ子2 加島準子3

所属機関: 1東海大学臨床病理学 2東海大学病院中央検査部 3(財)東京都予防医学協会検査研究部

ページ範囲:P.845 - P.850

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 尿潜血反応も尿沈渣赤血球の観察も,肉眼的にはわからない程度の微量の赤血球の存在を知る,重要な検査である.通常は両者の成績は平行するが,測定原理が異なるので成績の不一致は当然起こりうる.なぜなら,沈渣では赤血球そのものを見ているのに対し,潜血反応では赤血球内のヘモグロビンを化学的に検出し,それから赤血球量を推測しているからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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