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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻8号

1986年07月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

自動血球装置の操作・較正・精度管理

著者: 巽典之1 片山伴子1 筒井幸代1 木村雄二郎1

所属機関: 1大阪市立大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.869 - P.876

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 最新の血球計数装置は赤血球,白血球,血小板を同時に計測しうる全自動型が普及している.この型の特長は多検体高速処理機能の高いことである.しかし,較正における不良は,多くの患者データをくるわせ,診断と治療に少なからぬ影響を与えることになる.このため血球計数装置の較正はきわめて重要な作業の一つと考えられる.我々の検査室ではコールタ・カウンタS-Plus IVを日常検査に用いているので,本章においてはこの機種における操作と較正について説明することにする.頁数の関係上,詳細な手順は記載せず,基本的な流れの記述にとどめることをあらかじめお断りしておく.
 較正(こうせい)とは,計測に先立って測定器の精度を基準量で正すことを指す.血球計数装置の較正をICSH(国際血液学会標準化委員会)では,正常の全血サンプルを用い,コールタ・カウンターZBI型を標準器として較正するよう規定している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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