icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻8号

1986年07月発行

文献概要

検査技師のためのME講座 計測器・2

炎光光度計,原子吸光光度計

著者: 桑克彦1

所属機関: 1筑波大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.877 - P.880

文献購入ページに移動
機器の構成と原理
 炎光光度計の構成は図1のごとく,霧化部,発光部,分光部,測光部,指示記録部の五つの部分から成る.
 アルカリ金属(Na,Li,K)の定量を主とする臨床検査汎用型の装置の構成は,予混合アトマイザー-プロパンガス-干渉フィルタあるいは凹面回折格子-ホトセルあるいはホトアレイ-デジタルメータである.また測定方式は,内部標準法である.これは,被検元素を一定濃度の内部標準元素溶液(LiまたはCs)で希釈することにより,内部標準元素を共存させて同時に発光させ,このとき内部標準元素の発光強度を基準としてNa/Li(あるいはNa/Cs)およびK/Li(あるいはK/Cs)の信号比として取り出し,計算処理するものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?