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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻9号

1986年08月発行

文献概要

検査を築いた人びと

鍍銀染色法の創始者 マックス・ビルショウスキー

著者: 深瀬泰旦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学医史学

ページ範囲:P.960 - P.960

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 一般に組織標本の染色ではヘマトキシリン・エオジン染色を行うことが多いが,特定の組織や線維をクローズ・アップするために,いろいろな特殊染色が考案されている.膠原線維を染色するためのファン・ギーソン染色やマッソン染色,弾性線維のためのワイゲルト染色(本誌11巻7号),脂肪細胞のためのズダンⅢ染色などがある.
 結合組織の細線維,ことに格子線維や細網線維が,銀の微粒子をよく吸着する性質を利用して,組織切片に銀処理を施し,これらの線維を選択的に黒色に染め出す鍍銀法も特殊染色の一種であり,この方法を創案したのがビルショウスキーである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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