icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻9号

1986年08月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

浸透圧—尿浸透圧測定を中心に

著者: 長浜大輔1

所属機関: 1名古屋大学病院検査部

ページ範囲:P.961 - P.966

文献購入ページに移動
 臨床で利用される浸透圧測定は,水制限試験とバソプレッシン試験を用いた尿崩症(下垂体性尿崩症,腎性尿崩症,心因性多飲症)の鑑別診断をはじめに高浸透圧性非ケトン性糖尿病昏睡,高・低ナトリウム血症,過血糖症,ADH不適当分泌症候群などの診断が主なものである.また,術前・術中・術後の体液管理,ADH類似物質投与後の腎機能チェック,人工透析液の使用時,注射液および輸液製造時の品質管理にも適用されているのが現況である1〜6)
 * vasopressin.ADHとも呼ばれるポリペプチドである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?