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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻9号

1986年08月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

血清ビリルビンの存在様式

著者: 高阪彰1

所属機関: 1名古屋大学検査部

ページ範囲:P.971 - P.975

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 ビリルビンを正しく測定するためには,ビリルビンを知ることが大切である.ビリルビンの研究は100年以上の歴史をもち,生成・分解などの代謝的意義,測定法,臨床的意義などについての莫大な資料を総合的に比較検討してみると実にあいまいな点が多いし,追試検討しても再現性のあるデータが得られないこともしばしばである.その原因はいろいろあろうが,ビリルビンの多様性と不安定性に起因することが最も多い.
 血清ビリルビンの存在様式が主題であるが,本稿ではビリルビンそのものを理解することに重点を置きながら,血清中でのビリルビンの存在様式を考えていきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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