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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻9号

1986年08月発行

文献概要

技術講座 生化学

血清鉄,総鉄結合能および不飽和鉄結合能の測定法

著者: 八代有1 髙栁美行2

所属機関: 1名古屋市立大学薬学部・臨床化学 2名古屋市立大学(薬博)

ページ範囲:P.977 - P.981

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 体内総鉄量の約2/3は血液中に,残りの約1/3は肝,脾,骨髄などに貯蔵鉄として存在する.また血液中の鉄の大半は赤血球ヘモグロビン構成因子であり,血漿中にはわずか3%程度が混在するのみである.
 貯蔵鉄は還元型で,セルロプラスミンの酸化作用を受け血液中に遊離するが,すぐにトランスフェリン(β-グロブリン分画)と結合し血清鉄となった後,骨髄に運ばれ造血に利用される(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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