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技術講座 病理
アビジン・ビオチン・グルコースオキシダーゼ複合体法
著者: 埴岡啓介1 中浜晶夫1 浦野順文1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.982 - P.986
文献購入ページに移動こうしたモノクローナル抗体は今後増加し,その日常検査に占める重要性はますます高くなると思われる.しかし,これら抗体の抗原決定基(epitope)はホルマリンなどの固定液,アルコールやキシレンなどの有機溶媒に対して不安定なことが多く,日常使用するパラフィン切片では失活してしまって染まらないことが意外に多い.このためモノクローナル抗体を用いた染色では,新鮮凍結切片を用いざるをえないことがしばしばである.
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