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文献詳細

雑誌文献

検査と技術14巻9号

1986年08月発行

技術講座 生理

2次元ドップラ法—第3世代心エコー図法としてのドップラ断層

著者: 尾本良三1

所属機関: 1埼玉医科大学・第1外科

ページ範囲:P.991 - P.996

文献概要

用語
 2次元ドップラ法は,原理的には以前からいろいろと試みられてきたが,実際にドップラ法によってリアルタイムで2次元の心腔内血流映像が実現したのは1982年である1).そして,筆者らは滑川,河西,小谷野(アロカ社)らとともに,この方法を世界に先がけて新しい臨床検査法として開発した2,3).当初,筆者らは,この方法をリアルタイムドップラ断層心エコー図法(簡単には,ドップラ断層)として発表した.その後,国内・国外で本法は急速な普及を見ているが,主に米国ではcolor flow mappingあるいはcolor Doppler flow mappingや2-D Dopplerなどと呼ばれている.すべて同意であるが,現在のところ,我が国では"ドップラ断層",外国では"color flow mapping"という用語が一般的であるように思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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