文献詳細
技術講座 生化学
文献概要
AST(GOT)*1(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ;asparate aminotransferase,EC2. 6. 1. 1),ALT(GPT)*1(アラニンアミノトランスフェラーゼ;alanine aminotransferase,EC2. 6. 1. 2)はWröblewskiらが1954〜55年にかけて心筋梗塞1)および肝疾患時2)の血中に,その活性が著明に上昇することを報告して以来,急速に臨床検査に取り入れられた.今日ではAST,ALTは肝疾患および心筋梗塞の診断,治療になくてはならない重要な日常検査となっている.このことから測定法においては,正確性,精密性,簡易性の追求により,今日まで各種の方法が開発,改良されてきた.
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