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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻10号

1987年09月発行

文献概要

りんりんダイヤル

C. albicansについて

著者: 深沢義村1

所属機関: 1山梨医大微生物

ページ範囲:P.1155 - P.1155

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問 基礎的な事がらなのに混乱しています.Candida albicansの発芽管について,次の点をご説明ください.①形態,②仮性菌糸との鑑別,③成長したら何になるのか,④ジャームテストでそのまま培養を続けたら発芽して仮性菌糸を作るか.(新潟 K子)
答 C. albicansをはじめCandida属の菌種は通常,出芽によって単細胞の状態(酵母型,Y型)で増殖するが,特定の条件下では菌糸状(菌糸型,M型)に発育する,C. albicansのM型と呼ばれるものは,形態学的に一様でなく,仮性菌糸,フィラメント,発芽管など種々の表現がなされているために混乱が起こることも少なくない.そこでC. albicansの発芽管形成の条件,形態,仮性菌糸との関係,同定上の意義などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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