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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻11号

1987年10月発行

文献概要

技術講座 生理

ホルター心電図—症例とアーチファクト

著者: 中沢潔1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第2内科

ページ範囲:P.1197 - P.1202

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 ホルター心電図とは,携帯用長時間心電図連続記録法で,開発者の名前(Holter,1961)1)を取って付けられた名称である.その特長は,テープレコーダーを利用した小型の記録器を24時間携帯し,日常生活中の心電図を記録することにある.テープに記録された心電図信号は,再生・記録装置により,心電図や種々のフォーマットのデータとして記録される.判定はマイコンによる自動解析と医師の判断による方式が多い.
 ここでは,記録・再生時に生じるアーチファクト(artifact)について述べる.アーチファクトとは,人工産物の意味で,目的とする信号以外の,混入する雑音のことで,一般には,いわゆる雑音と波形歪(distortion)の両者を含めて扱う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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