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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻11号

1987年10月発行

文献概要

技術講座 細胞診

細胞診3—診断

著者: 田中昇12 池田栄雄3 上野哲夫4 上野喜三郎5 大塚重則5

所属機関: 1相互生物医学研究所(BML)病理・細胞診センター 2日本大学 3千葉県がんセンター臨床検査部・細胞診 4相互生物医学研究所病理研究所 5BML・細胞診センター

ページ範囲:P.1203 - P.1208

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 今回は,最後として「診断」について述べる.
 医療システムの中で診断という仕事は,法律によって医師のみにゆだねられた領域である.細胞診の「診」は診断を意味する表現である.しかしながら細胞検査士たる者はその教育,訓練期間の過程で細胞診断に関する高いレベルの知識,能力を保持しているはずであるから,異常例については細胞検査士の意見,見解として記載したうえで細胞診のシステムに従って細胞診指導医に提出し,その診定を受けるべきである.このことは,細胞検査士の能力,知識増進につながるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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