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文献詳細

雑誌文献

検査と技術15巻11号

1987年10月発行

文献概要

検査ファイル 試薬

アクリジンオレンジ

著者: 山岸紀美江1

所属機関: 1国立がんセンター病理部

ページ範囲:P.1222 - P.1223

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1.用途
 アクリジン系蛍光色素の代表的なアクリジンオレンジは,細胞,組織,細菌などに取り込ませたり,付加吸着させて,光刺激を加え,そこから発生する二次蛍光の色調,形状などから細胞組織学的研究に用いられる.核酸DNA,RNAの分染1,2),酸性粘液多糖類の細分類3),さらに生体管腔内注入による器官表面の観察4)などに用いられている.
 最近では,蛍光顕微鏡による個々の細胞,組織の観察のみでなく,蛍光染色を施した細胞の浮遊液を一定の管状装置に流し込んで光束の間を通過させ,多量の細胞を分類する方法のフローサイトメトリーに応用され,細胞診断の自動化の分野に用いられている5〜8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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